「——-うちの子は集中力が無いんです」
そう悩まれる親御さんも多いかもしれません。
「集中力」って何でしょうか?
例えば、好きな漫画を読むときや、ゲームをプレイするときは一々「集中しなきゃ」と思いながらやりません。
「これを覚えなきゃ」と必死こいて覚えなくても大体のシーンは覚えますし、あらすじも後から振り返ることもできます。
好きなものにハマっているときは、何時間やっていても時間を忘れて熱中しますね。
僕が小さいころで言えば当時の勉強より、よく読んでいたドラゴンボールのあらすじを覚えています。同時やっていたポケモンも割と隅々まで覚えています。
その結果として、今で言えば刀剣乱舞というゲームで日本の刀に詳しくなる歴女(刀剣女)が増えたり、昔で言えばベルサイユのばらでフランス革命に詳しくなった人もいたり…
さて、本題に戻ります。
「集中力」って何かというと、ガリガリ机に向かってするものというイメージがあるかもしれません。
しかしながらそういうことではありません。
漫画と同じようにソファでリラックスしながら参考書を読んだって良いわけです。
覚えなければならない、という【have to】の入り方もよくありません。
「これが楽しみで覚えたい」という【want to】が必要です。
僕がこうやって伝えたいことを書くのは、【want to】です。
この文章に限らず、伝えたいことが山ほどあります。
そして今も、「書くことに集中しよう」と思って書いているわけではありません。
話したいことを話すのに、集中しよう!と思って話しますか?
それと同じことで、話したいことをただ話しているだけです。
そして「勉強」って何でしょうか?
皆さんは勉強と聞くと、学校の勉強や資格などにフォーカスしますが、普段の生活から既に勉強なのです。
外に出かけるときも、どんなお店があって、人々がどんな服装をしていて、どこに視点を向けているのか?
それぞれ興味を持ってフォーカスする箇所を変えるだけですべてが勉強になります。
お家で食事を作るときも、洗い物をするときも材料や加工の仕方、火の入れ方、皿の洗い方も勉強になるのです。
何も、学校の教科書だけが勉強ではありません。
学校の教科書や、参考書も大きな生活の中の一部でしかないのです。
たまたま手に取った参考書にフォーカスして、漫画を読むときと同じようにリラックスして、「ほうほう、この続きはどうなるんだ…?」など思考しながら読んでみれば良いのです。
冒頭に戻りますが、「集中しなきゃ」と思わなくて良いのです。
「集中すること自体」にフォーカスするから、集中できないだけです。
集中できないのに、「集中しろ」なんて言ったらもう最悪です。集中しようとすればするほど、全然集中できません。
そもそも頭の使い方が違います。
自然とそれがしたくて、している状態を集中している、と呼ぶのです。
何となく、集中することのイメージが伝わったでしょうか?
鬼の子寺子屋では、皆さんがよく勘違いしている「集中すること」の修正もお手伝いしています。
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