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難聴に生まれて思うこと

聴覚障がい2級で生まれてきたことは度々お話してきましたが
この記事で初めて知る方も居るかと思います。

確かに聴覚障がいで不便に思ったことも多々ありますが、
悪いことばかりでは無かったなぁと思っています。

【もし、聞こえていたら】というifを想定すると…
おそらく下記のようなことが想定できます。

・友達が作りやすかったかもしれない
・小学校から違っていた
・テレビ等の話していることがわかり、流行などにも乗っていた可能性が高い
・中学受験はおそらくしなかった(家庭環境から考えても、難聴だから受験をしたと思う)
・勉強はおそらく重視していなかった
・クラブやバイトも違うものを選んでいた

などが挙げられる気がします。

家庭環境と場所から推定しただけなので何とも言えないのですが
健常者に生まれていたなら、それは僕では無いのです。
多分、違う人になっていただろうと思いますし、
妻との出会いや、自分に色々ご縁があって教えてくれた人々の出会いも無かったかもしれません。

そう考えると…このifは僕にとって【僕じゃない人】の人生を考えるに近く、無意味なのです。

逆に「聞こえなくて良かったなぁ」と思うこともたくさんあります。

・テレビの言っていることがわからず、興味を持たなかった
後々、HGMを学んだおかげで報道のウソにも気づきやすくなった
・流行に流されにくかった
・余計な雑音が聞こえなかった
(悪口なども言われていたようですが、僕が認識してなければ平和です)
・メディアの報道がわからないので、自分で調べることができるようになった
・授業がわからなかったので、自分なりの勉強法を工夫していた
・コミュニケーション面で不便だったため、コミュニケーションスキルを勉強できた
・動画や授業がわからなかったので、本を読むようになった
(元々読むのは速かったのですがHGMでさらに速くなりました)

コミュニケーションは、そもそも実際にお話ししづらい時期が長かったため
必然とチャットが早くなり、タイピング速度も速くなりました。

逆に聞こえる人もコミュニケーションは怖いという方が、今では多くなっている気がします。
僕が子供のころは、「聴覚障がいはコミュニケーション障がいとも言われている」らしいことを聞いたのですが…
社会人になったいま、僕以上に話せない人を見ることもあり、
コミュニケーションはもしかしたら障がいの有無じゃないのかもしれません。

コミュニケーションに勉強に…色々試行錯誤してきたからこそ、
難聴を持っている方が勉強に詰まるところも段々わかってきました。

今では、小学校の勉強に困ったりしたのは〇〇だったからであり、
中学校以降はほぼ完全に授業が聞き取れなかったからであり…

高校ではほぼ授業が聞き取れない中、単語くらいは拾えましたが、
拾えるのは基本知っている単語であり、
あとは黒板に書いてあることから推測していました。

聞き取りと口の動きに集中していて目が疲れていたり、
夜も勉強していたため基本疲れていたことが多いです。

どうやって覚えるか…どうやって知識が付くか…
自分でも勉強の工夫を考え、塾や予備校も10件以上は通いました。

成績自体は割と上位のほうにいて、校内ランキングでも名前が載っていることが多かったです。
ほとんど聞き取れていない中で、それくらいはできていたので、
【もし同じ条件でやっていたら】と考えると、
聞き取る労力はほぼカットできるわけで、誰にも負ける気はしませんでした。

そして、社会人になってしばらくしてから【HGM】に出会い、
学習のプロセスはほぼ最大効率化できることを確信しました。

筋トレと同じように、脳を鍛えるのである程度のトレーニングは必要ですが、
この方法で脳を鍛えた後に、地理をやると、
当時苦手だった地理も、世界地図のほとんどをすぐに覚えられるようになりました。
また、当時わからなかった数学や理科も勉強したところはすぐに理解できたのです。

授業は聞いていません。
ちょっと参考書を広げて読んだだけです。
世界地図は見ただけです。

「えっ…?わかりやすい授業を受けたんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実際受けていません。
脳力さえ伸ばせれば誰でも独学でできるようになります。

難聴の僕ができたので、ほかの難聴の方が居たら、ぜひHGMをやってみてください。
もし、難聴で勉強に困っている方がいたら、この記事を教えてあげて欲しいのです。

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    記事:鬼の子寺子屋 教室長 宮嶋 貴大

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