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数学は難しい?いやいや…イメージが大切です。

算数や数学に苦手意識を持つお子様は多いです。
また親御さんも学生時代、数学が得意だったかと言われると首を縦に振る人は少ないです。

何故、数学が苦手な人は多いのでしょうか?

数学を教えるとき、僕はいつも「イメージが大事」とお伝えしています。

単なる計算式や因数分解などは数遊びに近いのですが、それも数の概念で「増えた」「減った」がわかっているからです。
計算しているように見えて、頭の中では増減のイメージがあるわけです。

試しに…

「14×14」と問われて、すぐに暗算できますか?

一般的には掛け算の九九以上になると、計算を始めますが…
イメージができていると「196」とさほど時間をかけずに答えることができます。
これは僕はこの数式を単なる計算式として見ていないからです。
2桁同士の掛け算が出る場面を想像すれば出てくるようにできています。

17×17でも構いませんし、例え、23×25でもOKです。

慣れればお子様のほうが即答しそうですね。
気になるでしょうか?(笑)

このイメージのやり方も当寺子屋で教えています。

さて、元々「数字は言語」と考えています。

買い物などで必要な個数だったり、いくら払うかなどは
大方数字を書けば、大体の国では通じるかと思います。
なので、数字は世界共通の数を表す言語です。

そして、実際にある現象を数字によって解決するために、各項目の公式が作られています。

微分積分は速さや距離、加速度を求めるためのものでした。
三角関数などは建築で斜面や屋根の角度を求めるのにも使われます。

はたまた%は統計で使われたり、全体から見た割合を均一にするためにも使われます。
例えば濃度などですね。
パーセントという単位が無ければ料理のレシピもできないし、化学実験の再現性は無かったでしょう。

確率などは、統計で過去の事象を算出して出されたものですし、
それが天気予報や、ギャンブルなど予測を立てるのにも使われるようにもなりました。

物理、化学、生物、統計学…色々な科目でも計算式が使われますが、
この集合体が数学という学問です。
なので数学という学問を理解するためには、それぞれの現象を理解したほうが早いのではないかなぁ…と考えます。

全ての単元は何かを目的として考えられたものですから、
教科書で公式と解き方だけを見せられてもイメージが沸くはずがありません。

勿論、公式を暗記して計算問題を解く…ということは可能なのですが
文章題の中で「この公式を使いなさい」とは指定されません。

必要なときに、必要な公式を思い出して使う発想ができるにはイメージが必要なのです。
「あっ、ここはこれを聞かれているから、この式なんだな」という発想が必要です。

これを踏まえて数学に強くなれば、世間のウソにも騙されにくくなります。

詐欺なんかは、数字を強調して「これが凄い」とアピールしたがりますが
どういう風に算出したのかまでは明かさないことも殆どです。
よくよく考えると、おかしい話だった…ということも少なくありません。

数学的思考とはイメージの連想性ではないかと思っています。
イメージがぱっと繋がらないものは、何かが矛盾しているわけです。

このように考えてみると、イメージが無いまま数学をやってもできるようにならないのは当たり前です。
でもイメージさえわかれば「数学ってそんなに難しくは無いんじゃないか…?」と思いませんか?

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    記事:鬼の子寺子屋 教室長 宮嶋 貴大

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