経験、身体感覚は財産になります。
教育は学校や塾でやるもの…そう思っていませんか?
小学校からの教育では、紙の上の勉強を重視しがちです。
基礎学力には2つのベースがあると考えています。
知識はご存じの通りですが、生活上での経験も必要です。
この2つのどちらが欠けても脳力アップには結び付きません。
例えば、水がたくさん入ったバケツを持つと、小さいお子様なら持ちあげられないかもしれません。
でも空のバケツは運べるかもしれません。
また同じくらいの大きさのボールは投げられるかもしれません、
発泡スチロールを持たせてみると、持ちあげられますね。
こういった経験があれば、密度や比重などはその言葉を初めて聞いたときに、
身体で理解したことのある経験ですから、頭の中で「こういうことか!」と結びつくわけです。
歩きや、車、自転車に乗った経験があると移動した距離やかかった時間のイメージも結びつきます。
小学校では割と苦手な傾向が多くみられる「塩の濃度」の問題なども
日常的に調理の味付けを手伝ってもらっていたらどうでしょうか?
「塩は水にこれだけ溶けるんだ」
「これだけいれるとしょっぱいんだ」
ということが頭の中でイメージしやすくなりますね。
遊園地でジェットコースターに乗った経験があれば、速度に加えて加速度なども体感できると思います。
頭の中で、文字や、言葉だけで覚えていても意味が結びつかず、必要なときに出てこないものですが
身体で理解したことはすぐに出てきます。
今では電子マネーが多くなってしまっているので、小銭を使った経験がない、という子供も増えています。
そういう子供は、お金の種類はイメージのできないものになるでしょう。
そうすると10円玉が10枚で100円「玉」、100円が10枚で1000円「札」になることなどわかりません。
また、物理法則だって、外でスポーツをしたほうが100倍理解は早いですね。
ご家庭でも色んなところへ行き、いろんなものを体感させてあげてください。
そのほうが、家で勉強だけをしているお子様よりも、かなり成績も良くなりますし、
色んなことを考えることができるようになっています。
逆に、「経験」が欠けているお子様はどれだけ机の上で勉強しても脳力が伸びづらいのです。
また、子供はご両親をよく見ていますから、親であってもわからないことは
「なんでだろうね」と一緒に考えてみたり、
「これは知らないから調べてみようかな」というところも見せてあげてください。
子供がそれを知っていたら「難しいことをよく知っているね、教えてくれる?」と聞いてみても良いのです。
子育ての中でことさら「教育:は難しく、はわからないことも多いと思いますが、不安になる必要はありません。
当塾ではお子様ごとの情報を共有し、培ってきたノウハウも先生同士で共有しています。
当塾でも小学校から高校生までの勉強を見てきているので、
「あ、この子には〇〇の経験が無いんだな」と、第三者だからこそわかることもあり、適宜、ご両親にアドバイスもしています。
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記事:鬼の子寺子屋 教室長 宮嶋 貴大
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