よく「自分がわからない」という人がいます。
若い世代から、年配の方まで、「自分はどうしたいかわからない」といったり、
「自分探しをしに旅行を…」といったりしています。
僕も一時期そうでした。
高校に入って受験勉強をしていた時期はそうでもないのですが
いざ大学に入ったあたりから、自分がどうしたいのかわからなくなりました。
大学を卒業してからもそれは続き…
友人に合わせたり、会社の飲み会についていったり、
「大人になるって流されることなんだなぁ」と感じたりもしました。
そうしなければ「協調性が無いと思われるのではないか」とも思いました。
しかし、子供の時は周囲を全く気にせず、目の前のやりたいことに夢中でした。
その時のほうがじつは頭も一番働いていて賢い時期でもあるのですが
大人に近づく時期に(高校生あたりから)、言われたことに従い、流されていくと
自分というものが確かにわからなくなるのです。
今あなたが問題視しているものは
テレビや誰かが言った問題であって、あなたのものでは無いかもしれません。
あなたが好きと思っているものや、ファンになっているものは
周囲がそれを好きで、一緒になっているだけかもしれません。
そうすると、あなたという存在は段々薄くなってしまい
「本当の自分はどこにあるんだろう」となるのは当たり前です。
あなたが好きなもの、嫌いなものを一度書き出してみてください。
そしてそれが「いつから好きになったのか」「いつから嫌いになったのか」を思い出してください。
それが友人が好きだとか、家族が好きだとかの影響であるものはあなたの感覚で好きになったわけじゃないし嫌いになったわけじゃないことが判定できます。
僕は野球が好きですが、周囲にファンは居ません(笑)
確かに中学校時代は、大阪に住んでいたので阪神ファンが多かったのですが、
当時の僕は巨人ファンでした。魅力的な選手が多かったのです。
確か中学校のときに、とあることで野球のルールを覚えてから、
「こんな変化球投げられたら面白いな!」と思って、黙々と壁当てをしていました。
友人に、バレーやバスケに誘われても、「僕は一人で投げたい」と言っていました。
周囲からは変わった人と思われたかもしれませんし
ノリが悪いなと思われたかもしれません。
その影響かもしれませんが、虐めもありました。
でも、別に困っていなかったと思います。
人格攻撃や悪口、あたかも正論みたいなのもぶつけられたり、
聞こえないことをバカにされたり、暴力や陰湿なものもありましたが
幸い僕は大きな怪我もせず学校に通えていました。
同じようにいじめられている人がいて、その人と趣味が合うことで友人にもなりました。
友人と遊ぶこともありましたが、基本はソロでした。
趣味があうといっても、一部でして、
野球の趣味のほうは合わなかったので、それはそれ、別々に遊ぶこともあります。
壁当ても一人で投げられるし、別の遊びをしたかったら一人でできるゲームをしていました。
絵も描いていました。
何かと自分のペースできるものが楽しかったのです。
この時代は確かに自分を感じられていたのです。
自分がわからなくなってきたのは大学に入って、卒業してからの…合計6年の間に大人の社会に溶け込んだあたりのことです。
その時代にハマったもので、今も好きかと言われると9割くらいは、他人の影響でした。
残る1割は、読書だったり、チャットだったりしました。野球や絵などは今も好きです。
で、「自分とは何か」というと「自分とそれ以外との関係性」です。
確かに鏡で自分の姿は見えるし、存在は確認できるのですが…
他者に自分を説明するとなるとどう説明するでしょうか?
自分というものを説明するのに、自分以外のものを使わないと説明できないのです。
どういうことかというと、、、僕を例に出しますね。
僕の名前は宮嶋貴大です。
大阪の東大阪のどこそこの病院で生まれました。
両親は〇〇と▲▲です。
生まれつき難聴で、両親が気づいたのは3歳のころでした。
何々の幼稚園と、ゆうなぎ園という施設に同時に通っていました。
小学校は永和小学校で、家から2,3キロくらい。
難聴学級があるというのが理由でした。
中学校は追手門学院を受験…(中略)
趣味は、野球、絵、パソコン、読書
読書のジャンルは科学や脳科学、認知科学、哲学、実用書など
年間~冊
という感じです。
僕という人を紹介するとき、僕以外のものとの関係性を出すことで
どういう人か少しわかってくる気がしませんか?
あなたにもできるはずです。
あなたという人を紹介するとき、どういう風に紹介しますか?
上記の例を参考にしてもらってOKです。
ある程度書けましたか?
それがあなたなのです。
あなたがどういう人か客観的にわかると思います。
あなたの好きなものや嫌いなもの、趣味なども書きましょう。
そして、あなたのやってみたかったことなども書いてみてください。
「お金が無いから」「時間がないから」といった野暮なことはいらないですよ(笑)
あなたが何をしたいか、どんなことをしてみたいのか
自由に書いてみてください。
それがあなたという人物です。
これで段々わかってくると自分探しはもうしなくてよくなります。
「自分がわからない…」ということはなくなります。
そう思うと心が軽くなってきませんか?
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記事:鬼の子寺子屋 教室長 宮嶋 貴大
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