あなたは「なりたい自分をイメージしてください」と言われたら、どう考えますか?
「えーっと、今の自分がこうだから…未来はこんな感じかな」
そう思ってしまっていませんか?
そこにあなたの思考の癖が集約されています。
人間はいつのまにか今の自分にできることを探そうとします。
ですが、言い切れることがあります。
「今の自分がどうであるかは未来の自分に一切関係ありません」
思い出してみてください。
生まれたての赤ちゃんは言葉を話せません。
でも今では言葉を話すことができます。
赤ちゃんのときから「今の自分にできることをしよう」と考えて生きていれば、今のあなたは話すことも歩くこともできません。この文章だって読めるはずがありません。
この世に生まれたときから、あなたはできないことをできるようにしてきました。
その結果として歩けるようになり、話せるようになり、文字の読み書きができるようになったのです。
もう一度問います。
「あなたは一体いつから今の自分にできる範囲で考えるようになりましたか?」
人間は今まで学んだことから、あらゆる可能性を考えますがそれは同時に自身の制限をかけてしまっています。
僕自身もそうでした。
大人になってからなりたい自分を考えるとき、いつも今の自分の延長で考えていたわけです。
めちゃくちゃ制限がかかっていました。
学生であれば、今の偏差値から延長して志望校を決める傾向があります。
社会人であれば、会社へ提出する履歴書がありますね。
履歴書は今までの経歴やどこそこの学部を卒業したか、今持っている資格などを書きます。
採用する側はその延長でしかその人を見ません。
社会人になってからは見違えるほど成長しないのでしょうか?
今までの自分の延長で考えると、成長はあり得ません。
今までの自分に持っていないものを目指すことで、今の自分よりも一歩上に行くことができるのです。
自分のイメージには物理的制限はありません。
ならば壁や制限の定義はどこなのか?
自分で何かに失敗したときに諦めたのかもしれません。
他人から「こんなことできないよ」と言われたのかもしれません。
いずれにせよ、今できなかったからといって未来もできないわけではありません。
自身が「できない」と思い込んでいるだけです。
自分が制限をかけてしまっていたのです。
あなたがなりたいものは何ですか?
これを考えるときに制限があってはいけません。
お金の制限も、時間の制限も無かったとしたら、あなたは何になりたいですか?
本当に何の制限もなく、自由に描いて良いのです。
今一度自分に問いかけてみてください。
今まで色んな制限にどっぷり浸かってきたわけですから、すぐには難しいかもしれません。
どこかで自動的に制限をかける癖がついていると思います。
自分の思考の癖を1つ1つ外すためにも、制限の無い未来をイメージして、そのイメージに本当に制限をかけていないか自問自答してみてください。
そうすることで、今までは制限をかけて見えていなかった自分の未来が見えるようになってきます。
制限を外して、本当になりたい自分が見つかったらめちゃくちゃ楽しいです。
「うわぁこんな自分になっちゃって良いんだ!」
はい、なって良いのです。
そういう人々が増えていけば、世界はもっと楽しくなります。
制限の無い、なりたい未来の自分にワクワクしながら毎日を過ごしてみてくださいね。
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