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メディアの取り扱い説明書

前日の記事【目的が無いとデジタルに支配されてしまう】の補足です。

テレビやネットはほぼ無料で見ることができるコンテンツが多いですね。
「無料」ということで、いくらでも見放題、得をしているようなイメージがありませんか?

なぜメディアは無料、もしくは安価なのか?

雑誌も基本的に安価です。
1冊200円でコンビニや本屋に並んでいますが、あれだけのコンテンツを入れて、印刷代も採算がとれるのでしょうか?
鞄がついてくるなどの付録が豪華な雑誌もありますね。

そこにフォーカスする必要があります。

実際に、雑誌での採算は取れていません。
雑誌には様々な広告が載っており、いろんなメーカーからの広告費用で補填しています。

テレビ、雑誌などはまとめて「マスメディア」と言うわけですが、
基本的に広告企業なので利益を出さなければなりません。

クライアント側であるメーカーなどの企業はメディアに対してお金を渡し、
自社に有利な情報を流してもらえるようにお願いするわけです。

メディアの社員が「読者の視点に立って公平な記事を書く!」といくら意気込んでも、雇われた社員です。
会社、広告を依頼しているメーカーに不利益な情報であった場合は、流されるまえにストップがかかるようになっています。

近年においては、テレビよりもパソコンや、特にスマートフォンの利用率があがり、それに伴い広告媒体も劇的に増えています。
あなたがスマートフォンで何かしらのコンテンツを見るたびに広告が表示されるのはそのためです。

また、もう1つ気を付けたほうが良いことがあります。

検索エンジンで気を付けること

検索エンジン(例えばGoogle)に調べたいことを入力し、その検索結果が表示されますね。
その検索結果は意図的に操作されているかもしれないという前提を知っておいてほしいのです。

例えば、あなたがなりたい仕事について調べたとしましょう。
そして検索結果に表示されるのは、人気の仕事ランキングだったりします。

お子様に通わせる学校を調べるのも同じですね。
「人気ランキング!」と表示され…もし、そのランキングも意図的に操作されたものだとどうでしょうか?

例えば「〇〇学校」が広告費用をGoogleに支払い、上位に表示させることだってできるわけです。
そういったシステムを知らないままに「ちゃんと調べて選んでいる」と思いこんでしまうことが危険なのです。

世論で「皆がこう言っている!」と表示されると、自分もその気分になってしまうこともあるかもしれません。

それはあなたの意思と言えるでしょうか?

検索エンジン側が「この情報は検索上位に表示しよう」「この情報は検索に引っかからないようにしよう」と操作していると、まんまと自分の人生を誘導されてしまうわけです。

今のところの自衛策としては

・当初の目的を見失わないこと(なぜ、その情報を調べようとおもったのか)
・Google以外の検索エンジンも使ってみること(検索結果にかなりの差異が出るようでしたら疑ってください)

ということなどが挙げられます。

あなたの人生はあなたのもの。
それ以外の誰のものでもないはずです。

当塾ではお子様にも親御さんにも、このような注意喚起も行います。
一人でも多く、本当の意味で「自分で物事を考えられる」ように色んな事例を投げかけています。

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    記事:鬼の子寺子屋 教室長 宮嶋 貴大

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