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〇〇を否定するとなりたい自分になれる?

今回は「アプリオリ」という言葉を学んでもらいます。
「アプリオリ」とは何かというと「先験的に正しい」という概念です。

哲学業界では、「演繹的証明の必要のない自明的な事柄」という意味で使われることが多く、この記事でも同様の意味として説明します。
「証明する必要もない正しい事柄」とも言い換えられます。
「絶対的に正しいもの」「最初から決定されていること」と言えばわかりやすいでしょうか。

僕は「この世界においてアプリオリは存在しない」と教えています。

何故でしょうか?

以下の質問に答えられる人は殆どいません。

善悪の基準は何でしょうか?
正義の基準は何でしょうか?
お金の基準とは何でしょうか?
常識とは何でしょうか?

いつかの時代に常識だったことは、今の時代では非常識かもしれません。
日本の常識は海外では非常識かもしれません。

この世に存在するありとあらゆる概念や言葉は、誰かが創り出したものです。
そう考えてみると、この世に「絶対的に正しい」と言い切れるものはありません。

なので、調べものをする際、誰かと話す際、1つの価値観だけで見るとあまり良くないのです。
テレビで報道するニュースは、例え専門家の発言であったとしても100%信用をしてはいけません。

必ず全てを疑い、自分で調べて、自分で考える癖をつけてみてください。
賛否両方の意見を調べてください。
同時にお金の流れも見る癖をつけてみてください。

それに慣れてくると、最初は違和感なく今まで受け入れていた常識に対して凄く違和感を感じるようになります。
それはかなり不愉快なことかもしれません。

しかしながら色々なものが見えてくるようになり、メディアや報道の嘘に騙されにくくなります。
「できない」と思い込まされていたものがわかるようになります。
また、どういう食べ物を選ぶべきかも考えられるようになります。
子どもたちや家族、大事な仲間の健康も守れるようになります。
やりたいことをやって生きることができるようになります。

「アプリオリが存在しないと知るだけで本当にそうなるの?」とお思いかもしれません。

では仮にアプリオリがあると仮定しましょう。
「絶対的に正しい」ということは「最初から決定されている」ということです。
運命論に似ているかもしれません。

しかしながらこれを肯定してしまうと…

「才能があったから成功できた」
「運動神経が高いからスポーツ選手になれた」
「生まれた子供は両親以上にはなれない」
「貧乏な家に生まれた子供はお金持ちになれない」

ということを肯定します。

本当でしょうか?

今や世界でも伝説になったイチロー選手は、才能があったのでしょうか?
野球選手は身体の大きな人が有利と思われる一方で、イチロー選手は身体も小さいほうで体格にも恵まれていませんでした。
しかしながら、身体が大きくパワーもある選手に囲まれながらも大成功を収めました。

ホリエモンも、両親は東大出身ではありませんでした。
普通のサラリーマン出身の両親の元に生まれ、東大を合格し社長にもなりました。

他にも数々の成功した人の例が挙げられますが、調べてみるとその人の生まれ育ちは決して恵まれていなかった例が多いと思います。

必ずしも生まれ育ちと、どうなるかは一致しないのです。
これも「最初から決定されている」ことを否定する事実ではないでしょうか?

先天的に決まっているものは何一つなく、なりたい自分を制限なくイメージした結果です。
僕自身も聴覚障がいに生まれていますが、もし「聴覚障がいの人は話すことができない」と思っていたらどうでしょう。
手話でしか話せないイメージがあるかもしれません。

しかしながら第二級という重度の聴力障がいでも普通に話せています。

何度でも言いますがアプリオリは存在せず、未来のイメージに制限はありません。
制限なくイメージして、なりたい自分を定義しましょう。

そうすることでやりたいことで生きていくことができるようになります。
しかしながら、今の常識に洗脳されている世間から脱出してイメージを創るには少しトレーニングが必要になります。

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