勉強ができる理由があるならば、できない理由もあります。
今回はできなくなった理由をお話します。
僕の経験談を話します。
僕自身が勉強ができなくなった時期があります。
小学校のときは、5年くらいから塾に通いましたが、通う通わない関係なく勉強自体はそこそこできていたと思います。
とは言っても、聴覚障がいがあったので、聞こえている部分においては、大体のことは覚えていました。
そして受験して私立の中学校に入り、環境が変わりほとんどの授業が聞き取れずに成績はいったん下がりましたが、中学3年生で公文へ通い色々理解することができてまた成績アップしました。
読めるか聞こえるかすれば、勉強はそこまでガリガリにやらなくてもそこそこに良い点数は取れました。
そして高校へ進学し、大学受験を本格的に目指そうとしたあたりから、徐々に勉強ができなくなりました。
色んな参考書を買い、勉強時間自体は増えていました。
夜更かしもしていたし、予備校にも通っていたので勉強時間だけは多かったと思います。そうすればそうするほど、勉強ができなくなりました。
高校1年の時既に、そういう感覚はありました。
やっても覚えられない。
計算問題だけはできるけど、それ以外がわからない。
「勉強のやり方がわからなくなった」
スランプ時期のようなものだと解釈しましたが、それは受験本番まで続きました。
時間をかけた分、多少は成績も少し上がりますが伸び悩むのです。
目指していた大学のレベルではありません。
「やった分伸びている」という実感がありません。
でも、今ならその理由がわかります。
小学校のときは勉強をそんなにしなくても理解できた理由も、
高校になって段々と覚えられなくなってきた理由もわかります。
「圧倒的に遊びが足りない!」
これに尽きます。
ふざけてると思いましたか?(笑)
小学校のときは、そこそこにゲームもしましたが、よく外に遊びに行き
玩具と言えばハイパーヨーヨーで遊んでみたり、ミニ四駆を改造したりしていました。
※ミニ四駆:自分で車のプラモデルを作り、実際に走らせたりできるもの
ミニ四駆をやっていれば、小学校の電気の単元では満点だったのも覚えています。
電池を逆向きに入れて、モーターが逆回転した記憶もあります。
そうやって外の世界に触れていきながら、学校の勉強とつながるところは自然に覚えています。
勉強とは本来そういうものです。
外の世界と、学んだことが一致して初めて身に着きます。
ということは、中学校や高校生になって、勉強が難しくなったからできなくなったのではなく、紙の中だけで理解しようとしていたからなんですね。
社会や地理であれば、実際に地図と現地を見比べても良いですね。
古文に関しては古語で文章を作って遊んでも良いわけですし、科学も色々と遊びに使えるものは多いわけです。
遊びからも学ぶことも多く、逆に学んだことを使って遊んでも良いわけです。
遊びは五感を使います。
五感を使って得た経験が知識とリンクします。
これが人間の学習においては必要です。
遊びもまた、学びです。
学びもまた、遊びです。
受験勉強で真面目にやっているのに行き詰っている人は多いと思いますが、圧倒的に遊びが足りないのが原因なので、何かを創ったり、外に出かける日を増やしましょう。たくさん、五感を使いましょう。
楽しく遊びながら学んでいくのが最高率です。
是非、この考え方を取り入れてみてください。
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記事:鬼の子寺子屋講師 宮嶋 貴大
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