勉強が楽しくない…それが普通です。
あなたにも問います。
勉強は楽しかったですか?
おそらく首を横に振ると思います。
あなたが楽しくなかったなら子供も楽しくないのです。
勉強が楽しくないのは、教育システムのせいであり、小学校からの教育のせいでもあり、先生のせいでもあるのです。
我々大人のせいでもあるかもしれません。
何故かというと、教えすぎです。
「教えすぎ」とはどういうことでしょうか?
学校って、勉強を教えてもらうところじゃないのか?
そう思うかもしれませんね。
先生も本来は、毎年同じことを決められたフレーム通りに教えるのではなく、子供たちにもっと質問をするべきなのです。
ちょっとした経験談をお話しますね。
僕は小学校時代は難聴学級で教えられたので、比較的色んなことを質問された気がします。
先生が、子供たちに色々問いかけて、子供たちは割と自由に思考を発言できる場面が多かったです。
そのため、極端に成績が悪い難聴の同級生は居なかったと思うのです。
そのあたりは難聴学級で少なかったのもありますが、
兎に角授業が刺激的で眠たくならなかったのです。
「授業が眠たい」と感じるようになったのは僕が中学校に入ったときでした。
全ての先生が、とは言いませんが教科書通りに授業を展開し、先生自身が問題を解説するだけでした。
授業の進め方もシステムに沿わないといけないようになっていたのかもしれません。
この時は授業中の先生と生徒の対話も少なく、一方通行気味になっていました。
興味の無いことを聞いて授業を消化していく…。
このあたりから確かに勉強ができなくなっていました。
またその後も…弟が居るのですが、
弟が小学生のとき母親も役職をもっていたので、
小学校へ行き、色んな子供を見る機会もあったのですが
「機械みたいな子供が増えた気がする」と言っていたのが印象に残っています。
どういうこと?と聞くと、決まった通りの応答で感情が見えない感じ、と説明してくれました。想像するに表情があまりなく、毎日をただ消化しているのかもしれません。
勉強の目的はこのあたりから「良い大学、良い会社」と浸透していたのかもしれません。
小学校から受験の色が強くなってきた転換点でもありました。
教育の変化を感じ取ったのは僕が中学に入り…
その後弟が産まれてからの数年だったので1995~2010年くらいの間でした。
聞けばほとんどが授業を聞いてノートをとるだけのようです。
ノートを取って「テストに出るから覚えなさい」。
それが果たして勉強と呼べるのかどうかはこちらの記事も参考にしてみてください。
兎に角、脳にとって良いのは、脳が動くことであり、色々と聞いて刺激しなければなりません。
大人が何かをわざわざ教えずとも、子供は色んな事に挑戦します。
何かテーマを提示してあげて、色々聞いてみてあげてください。
驚くほど自分で調べて、我々大人たちに教えてくれます。
学校のシステムを変えるのはなかなか難しいのですが、
ご家庭でちょっと工夫するだけでも結果は変わります。
例えば、学校の授業で何を教わったかを教えてもらっても良いかもしれません。
「今日はどんなことを教わったの?お母さんにその問題の解きかたを教えてよ」
と、ゲームの進め方を聞くようなニュアンスで聞いても良いですね。
子供にとって、「大人に教える」というのは結構楽しみにできることです。
それがあっていても間違っていても、一旦は聞いてあげてください。
そして間違っていることに気が付いたら「あれ?ここは〇〇なの?」
「一緒に考えてみようか」と言ってもよいかもしれません。
詰め込みや暗記は、脳が刺激されず、ずっと消化モードになります。
しかし、こちらから聞けば聞くほど、脳は活性化されます。
当塾でも子供に色々と質問をして脳を活性化させる働きかけを行っています。
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記事:鬼の子寺子屋 教室長 宮嶋 貴大
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