「勉強をしなさい」
「もっと勉強をしておけばよかった」
という人はよく居ますが、何の勉強をするのでしょうか?
何をやるために何の勉強を…というイメージがありますか?
テストの点数がまっさきに出てきていませんか?
勉強という言葉が独り歩きしているように見えますが
勉強の定義ってなんでしょうか?
僕は経験だと思っています。
生きてきて何か困ったことってたくさんありましたよね。
それらを1つ1つ解決してきたと思いますが
困ったことが無ければ、その経験は無かったはずです。
お腹が空いたけど、ご飯の作り方がわからない。
ご飯を作る人が居ない。
さぁ困りました…となったら、おそらく今まで親がどういう風に作っていたか、
チラっと見えるレストランの厨房でどんなことをしていたか…それらを思い出したり
「〇〇 作り方」で調べたりするかもしれません。
手足と頭を動かし、経験となり記憶に残りますね。
卵焼きを作ったら、次からは何も見ずに作れると思いますし、
もっとうまくできるかもしれません。
道に迷ったときも良い経験となりますし、
どこかで遊んで怪我をしたときも良い経験になります。
小学校の送り迎えをして貰っていたかもしれませんが、
いつからかは一人で帰りますね。
もしかしたら道に迷うかもしれません。
でも、今は大体どこへ行っても帰ってこれるでしょう。
こういった小さなものから、
当たり前に流れてくる水道だったり電気…
今この記事を見ている端末も誰かが困って「もっと便利に」しようとして創り出されたものです。
元々は古代ギリシャの人がお互いの経験や実験結果を話し合って知識を深めてきて、それが現在の学問となっています。
色んな人が、いろんな問題を解決してきた1つ1つの知識がそれぞれの教科に詰め込まれています。
「これがこうなる」と書いてある教科書も、誰かの経験からそれがわかったのです。
あるいは社会問題についても、未解決の問題がありますが
それに対して、いろんな対策を試している人たちもいるわけです。
我々が勉強をする目的は、単にテストで良い点数を取るためではありません。
大学受験でもありません。
大学で勉強したいことがあるから、その施設を使いたいから、もっと研究がしたいからという目的があれば良いです。
何かやりたいことがあるから、勉強をするわけです。
その手段としてある程度学力が必要だから試験を受けて入学しようとするわけです。
中学高校が、大学受験の予備校になり、
大学が、企業への就職予備校的になり、
試験点数至上主義になり、
社会には経験の無い学生が出てしまってきているのはあまり良いとは言えません。
あなたは何をやりたいですか?
あなたのお子様は何をやりたいですか?
それが決まっている人は、勉強をすることは容易いです。
やりたいことや目的を見つけるお手伝いも当塾では行っています。
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記事:鬼の子寺子屋 教室長 宮嶋 貴大
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