人間はいつからバカになるのでしょうか?
大人になって「もう歳だなぁ」「子供のころほど覚えられないよ」と言っていませんか?
最近では20~30代でも上記のような台詞を聞きます。
しかし安心してください。
ちょっとしたことを思い出すだけで良いのです。
覚え方が間違っているだけです。
僕は30代ですが、記憶力は過去最高に良いです。
何故でしょうか?
それは子供に学んでください。
何でもかんでも未知のものに対して疑問をもっていた子供こそ自然なのです。
赤ちゃんのときは、テストに出るからといって言葉を覚えません。
一生懸命ノートもとりません。
周囲の声を聞き、真似てみています。
真似をしても最初はうまく声が出ません。
赤ちゃんや子供がよく声を出したがりますね。
段々と自分の発音と他者の発音が大体同じであるところまで一生懸命、声に出しています。
余談だけど、「学ぶ」の語源は「まねぶ」から来ています。
まねぶとは真似をすることであり、模倣から始まるわけですね。
そして言葉が話せるようになったら、周囲のものが段々認識できるようになり、
自分が知らないものに対しては「あれは何?これは何?」と聞くようになります。
自分が理解できないものにあたれば「これはなんで?」とも聞きます。
それが知識の習得であり、知識のネットワークを広げていく最も自然な姿と考えます。
それも小学校あたりから段々とバカにさせられてきます。
何故かというとテストが出ますね。
テストは解答が1つと決まっています。
その解答を覚えるために、一生懸命暗記をします。
1問に1つの解答をただ単に覚えると、脳の働きを止めてしまうわけです。
今では、解答の順番まで指定されているそうですね?
1+2+3=6 が〇で
3+2+1=6だと×になるとかなんとか…
「答えはこれしかない!」と思い込むのを強化しているだけに見えませんか?
小さいころに仕組みを教え、原理を体験しながら学習しているうちはまだ良いのですが
受験至上主義になってからは、
より高得点を取るために
「経験」というものを「無駄」として遊びを一切排除し、
暗記に走らせる塾や親御さんも少なくないのです。
貴重な子供の時代を受験やテストのための暗記に費やしてしまうわけです。
本来は外での遊びが多いお子様のほうが、頭は良いのですが。
それで一生懸命覚えたものも、受験で用が済めば、脳は忘れます。
役割を果たした知識は、不要なものとして記憶の隅っこに追いやられます。
知識は興味から始まるべきと考えています。
自ら興味を持って調べたことは忘れません。
それに経験を伴って、他者にも教えられるものとなります。
勉強に関係ないところで言えば
飛行機に興味がある子供は、それを周囲に話したり、もっと範囲を広げて調べるようになります。
大人だと、お酒のうんちくが好きなら、それは自然と色々調べたり、話したがりますよね。
あまり好きでない勉強や仕事の話よりも趣味のほうが、知識量は膨大じゃありませんか?
趣味は、一生懸命丸暗記しませんよね?
興味の赴くままに調べて、機会があれば他者にも話すでしょう。
料理が好きなら、いろんな調理法なども知りたがり、実践したがります。
フライパンの熱伝導率なんかもその経験でわかりますね?
僕自身が大学で化学の道を選んだのは、元々工作が好きだったからです。
「これとこれを組み合わせたら〇〇ができる」など…
原材料を知るのが好きでした。
「ペットボトルはこれでできるんだ!」
「繊維ってこうやって作ってるんだなぁ」というのが当時の僕の興味に刺さったからです。
今は自分でもご飯を作るので、それも化学の知識が役立っていました。
漫画やゲームからその世界観の元となった国や物語なども突き詰めることができます。
それで世界史に詳しくなったら、今度は裏の話で誰が実は暗躍していた…とかも調べだします。
はたまた自分が物語を書く立場になれば、いろんな文献を読み漁る必要もあります。
興味分野って、たしかに突き詰める苦労はありますが、苦しくはなく、熱中できますよね。
しかも、それが興味のあることから繋がっているので、すぐに記憶に定着し忘れにくいわけです。
興味分野から始まっても、いろんな経験をし、興味の赴くままに調べ
突き詰めれば、受験で必要な科目くらいはカバーできるのです。
覚えた知識の量は、結局暗記一辺倒よりも興味分野の拡張が後からぶち抜いてしまうのです。
僕自身も、大学受験より大学後に興味を持って覚えたもののほうが、一瞬で抜いてしまいました。
これを学生時代に知っていたら…と思いもします(笑)
当塾では興味分野を広げるように働きかけます。
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記事:鬼の子寺子屋 教室長 宮嶋 貴大
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